ビーエム乗りになりませんか Let's be a Bimmer!

私は今年15年目に入ったBMWのマニュアル車に乗っています。乗り始めてからずっと良き相棒で、いまも手放すつもりはありません。ブログでは9年前に購入してからの維持費を紹介していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします。

S/N:064 イグニッションコイル接続コネクターへのカプラー差し込み不足によるエンジン不調

さかのぼって2018年4月20日の出来事
またエンジンが不安定に
4月に入ってすぐのこと、ホームセンターの駐車場でエンジン警告灯(黄色)が点灯し、エンジンが不調になりました。

じつは前年の2017年9月にも同じようなことがあり、その時の状況は以下のとおりでした。(詳細はS/N:057でご紹介済み)

・スーパーの駐車場でエンジンを掛けたとたんに、いきなり微振動が始まって爆発もおかしくなった
・エンジン警告灯も点灯しており、2ヶ月前の7月のときの状況と同じ(S/N:055でご紹介済み)
・アイドリングも不安定で、吹きあがりも息つきして回転の上昇も鈍く、低回転のパワーも無かったが、自宅まで数分の距離だったので半クラッチで発進し、アクセルを煽りながら強引に走行開始
・駐車場から道路に出たらなぜかすぐに収まり、エンジン警告灯も消え?無事に自宅に到着
・2ヶ月前の7月のときにイグニッションコイルを全気筒分4本とも新品交換してエンジン不調は解消していたはずなのに・・・と思いながら、いつもの中古車店のメカニックに再点検を依頼
・メカニックがコンピューター診断をしたところ、4番シリンダーにエラーの痕跡があったようだが、原因が特定できず様子見することに・・・

というものでした。

そして先ほどご紹介したとおり、7ヶ月後の今年4月にホームセンターの駐車場で再発したものです。

駐車場では爆発が不調になりエンジン警告灯が点灯していましたが、今回も前年のスーパーの駐車場の時と同じようにしばらく走ったら爆発も正常になって、エンジン警告灯も消えていました。
いつもの中古車店に持ち込んで
すぐにいつもの中古車店に持ち込んでコンピューター診断してもらったのですが、3番と4番シリンダーにエラーの痕跡があったことがわかっただけで、今回も中古車店ではお手上げの様子でした。

とりあえず普通に走れるようになっていたので、それ以上は突っ込まずに、いったん持ち帰りました。
BMW正規代理店でセカンドオピニオン診断を
いつ再発するかわからずビクビクしながら乗るわけにもいかないので、恒久対策のためセカンドオピニオン診断を試みることにしました。

すぐにBMW正規代理店の馴染みのスタッフに状況を連絡し入庫日を決めたのですが、ビーエム君は入庫日までに何度も同じ不具合を起こしたり、収まったりを繰り返していました。

予定の入庫日に持ち込んで、スタッフにはあらためて状況を説明し

・9ヶ月前の7月にイグニッションコイルを4本とも新品交換していること
・朝の出勤前にエンジン警告灯が出て爆発がおかしかった時に、アイドリングさせながらエキゾーストパイプを触ったら、1番シリンダーから出ているパイプだけが冷たかったことがあったこと

なども伝えました。

なお予約した際にスタッフからは時間を掛けて調べると聞いていたので、その日は預けて帰宅しました。
カプラー差し込み不足による接触不良か
翌日電話が入り「1番、3番と4番、計3本のイグニッションコイルの接続コネクターに一次側のカプラーが“しっかり”と挿し込まれていなかったのをメカニックが見つけました、それでときどき接触不良を起こしていたのではないでしょうか」とスタッフから聞かされ、すぐにビーエム君を引き取りに向かいました。

つぎの画像は別の一般的なBMW車のものですが、イグニッションコイルの接続コネクターからカプラーを外した際の一例です。

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BMWの場合、イグニッションコイルの接続コネクターに一次側のカプラーが水平に挿し込まれ、レバー式の固定ロックで押さえて、抜けないようになっています。

画像は接続コネクターに付いているレバー式の固定ロックを持ち上げることで、(スポンと)抜けた一次側のカプラーを指でつまんでいる様子です。

一次側のカプラーの挿入が少々甘くても、接続コネクターのレバー式の固定ロックは所定の位置まで下がるようで、くだんの中古車店のメカニックも“挿入不足”だったことまでは気づかなかったようです。
実際の不具合状況は
つぎの画像はスタッフから見せられた実際の私のビーエム君の写真で、スタッフが私に説明しやすくする目的で、メカニックが不具合箇所を撮影してくれていました。

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黄色の左向き矢印の手前(画面の下側)が3番、後方(画面の上側)が4番のイグニッションコイルの接続コネクター部です。

見た感じではレバー式の固定ロックは下りているので、パッと見では一次側のカプラーがきちんと挿し込まれていると思っても不思議のない状態でした。

また右向きの赤い矢印はバルブトロニックモーターを示しており、2番、1番のイグニッションコイルの接続コネクター部は画面に写っていない手前側になります。
その後は
画面に写っていない1番も含めて3番、4番の「一次側のカプラーの挿し込みが甘く、エンジンの振動の具合で接触不良が生じたときのみ爆発が不調になっていた」というのは間違いなかったようで、このあとは同様の不具合は一度も発生しませんでした。

プロのメカニックなら“こうでなくっちゃ”と思うと同時に、“いつパワーダウンが起こるかわからない”という不安から解放されて、ほっと胸をなでおろしました。
費用はなんと
1泊までさせたのに、費用はなんと「無料!」でした。

BMW正規代理店スタッフの〇〇さん、いつもお心遣い頂きましてありがとうございます・・・

・・・で済ませたわけないと思って、当時のマイ出納帳のページをめくっていたら、やっぱり痕跡がありました。

近所の洋菓子屋さんで日持ちしそうな詰め合わせを買って、会社用とスタッフ自宅用に1箱ずつ渡していました・・・ビーエム乗りは“こうでなくっちゃ!”
満タン法での燃費チェック
満タン法での燃費を計算した当時のメモですが、この4月に368km/46ℓ=8.0km/ℓと、361.9km/43.5ℓ=8.3km/ℓの数値が残っていました。
購入後の費用、経過年月、走行距離表示値
・今回は無料でしたので、これまでの修理代、車検費用、オイルやタイヤなどの消耗品代の累計:1,521,349円(税込)
・これまでのアクセサリー代の累計:220,523円(税込)
・これまでの両費用の累計:1,741,872円(税込)
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:6年と11ヶ月
・2005年式中古ビーエム君の走行距離計表示値:111,456km
・中古購入後の走行距離:74,856km
2005年式中古ビーエム君の購入後10年間のまとめ
2021年5月25日の時点での2005年式中古ビーエム君に費やした費用と経過年数、走行距離について
・車種&グレード:E90・320i・Mスポーツ・6MT・アルピンホワイトⅢ
・修理代、車検費用、オイルやタイヤなどの消耗品代の累計:2,148,112円(税込)
・アクセサリー費用の累計:351,795円(税込)
・両費用の累計合計:2,499,907円(税込)
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:まる10年
・走行距離計表示値:135,646km
・中古購入後の走行距離:99,046km
次回テーマは車検証ケースの購入です
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
次回はBMW純正の車検証ケースの購入についてご紹介します。
おまけで45年前の“車の五輪!”「F1世界選手権イン・ジャパン」についてもご紹介しますので、楽しみにお待ちください。