ビーエム乗りになりませんか Let's be a Bimmer!

私は今年15年目に入ったBMWのマニュアル車に乗っています。乗り始めてからずっと良き相棒で、いまも手放すつもりはありません。ブログでは9年前に購入してからの維持費を紹介していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします。

S/N:113 右前ドアと右後ウィンドウに不具合

2024年2月26日の出来事
パワステタンクが濡れている?
昨年2023年11月下旬にエンジンフード(ボンネット)を開けたとき、パワーステアリングフルード(パワーステアリングオイル)のリザーブタンクがオイルで濡れているように見えたので、底を指でなぞってみました。

指にはオイルが付かなかったのですが、キャップを開けたときに“締りが甘いかな・・・”と感じました。

つぎの画像はキャップを外したときのタンク注ぎ口です。(右の矢印は裏返しのキャップ


パワステオイルは2005年の初度登録から19年間、15万キロも未交換でしたので、これを機に交換しよう・・・と思い立ちました。

ただ1点心配したのは、キャップに【指定ATFオイル使用】のステッカーが貼られていたことでした。

“オイルを新品に交換したら、なぜか不具合が・・・”は避けたかったので、メカニックに確認したところ「気にしなくても良いですよ」とのことでした。

※ATF:Automatic Transmission Fluidの略
パワステオイルの交換サイクル
ビーエム君の取扱説明書やサービスブック(いずれも2005年版)には【交換の必要な油脂類と液類】としてエンジンオイルからクーラーガスまで13種類が記載されており、パワーステアリングオイルも記載がありました。

しかし【定期交換部品一覧】のページには、マニュアルトランスミッションオイルなら【交換不要】、ブレーキ液(ブレーキオイル)なら【最長2年毎】・・・と、油脂や液ごとに交換時期が記載されていましたが、パワステオイルの文字はありませんでした。

どうもパワステオイルの交換サイクルは“オーナーが自己責任で決めてください”ということのようで・・・
運転席ドアがリモコンキーでロック解除ができない・・・
翌月12月初旬のこと、リモコンキーで運転席のドアロックが解除できなくなったのですが、このトラブルや対応策については、すでにS/N:111でご紹介したとおりです。

それからは、リモートコントロール(キー)の開ボタンを長押ししてウィンドウを下げ、窓のすき間から手を突っ込んで、インナーハンドルを使ってドアを開け、乗り込んでいました。

つぎの画像がその時の様子で、黄色の矢印は沈み込んだままのロックノブ(ロックピン)です。


いずれ修理せねばと思いながら、「年明けに見積もりをもらってから・・・」と、不便を感じながら過ごしていました。

ちなみにリモコンキーの開ボタンを長押しして、ロック解除と合わせてウインドウとサンルーフを開ける動作を【コンフォートオープン】機能と呼ぶようですね。
今度は・・・リモコンキーではロックできない!
年が明けて2024年1月下旬のこと、やはりというかリモコンキーで運転席のドアロックができなくなりました。

当然ですが、走り出して20km/hで自動ロックが働いた際も、ギアの空回り音が聞こえるだけでした。

ただ今度も、幸運なことに手動でロックノブ(ロックピン)を押し込むことができました。

そこで駐車の際は、後席ドアを開けてすき間から腕を伸ばし、指で運転席のロックピンを押し込んでから、リモコンキーで残り3枚のドアをロックしていました。

つぎの画像は自宅カーポートに駐車したときの様子で、黄色の矢印がロックノブです。


運転席だけとはいえ、結局のところ、リモコンキーではロックも、ロック解除もできなくなってしまったわけです。

そこで“運転席ドアロックアクチュエーターの交換”が必要になった旨、いつものメカニックに連絡しました。

つぎの画像は2月に入って届いた見積書です。


パワステオイルの交換も合わせて、両方で68,596円(税込)となっていました。

カニックにOKの回答、そして代車や入庫日を打合せしたい旨の内容で返信したその日に・・・
さらに・・・右後席のウィンドウが全閉できない!
カニックの回答を待っていたその日の夜、出かけた先で「右側(運転席側)の後席のウィンドウ(ガラス)が閉まり切ってないよ・・・」と、一緒に降りた同乗者から指摘されました。

いつもの「オイオイ・・・」で、とりあえず右の後席ドアのパワーウィンドウ用の専用スイッチを使って閉めようとしたのですが、ヒューンというモーターの音が聞こえてくるだけでした。

つぎの画像の黄色の丸枠で示したすき間がそのときの半閉まり(半開き)の様子を再現したもので、今回の投稿にあたって、自宅カーポートで撮影しました。


不具合があった日は、夜とはいえ不用心なので、駐車場の外灯から離れたところで、右側を壁側に駐車して、用事を済ませて帰宅しました。

自宅駐車中はカーポートなので雨が降っても心配なかったのですが、このさき雨の日に外出できないのは困るので、今回はすぐにメカニックに連絡し、翌日にビーエム君を持ち込むことにしました。
カニックと2人で再確認
ショップでメカニックと2人で、右後席ドアのパワーウィンドウ用の専用スイッチの閉ボタンを使いながら、両手でガラスを持ち上げたら、上昇させることはできました。

しかしながら、最後は1センチほど残して止まってしまい、閉まり切ることはありませんでした。

2022年8月に左後席のウィンドウが同様のトラブルを起こした際には1人で同様のことをして、逆にガラスが自重でストンと下がって(落下して)しまうという経験をしましたが、今回は落下することはありませんでした。(S/N:095でご紹介済み)

いずれにしても、右後席のパワーウィンドウレギュレーターの交換も追加でお願いし、ビーエム君をメカニックに預け、代車を借りました。
あらためて届いた見積書
つぎの画像が、あらためて届いた見積書です。


当初のパワステオイルの交換と、運転席ドアロックアクチュエーターの交換との合計68,596円(税込)に、右後席のパワーウィンドウレギュレーターの交換41,250円(税込)が加わり、総計で109,846円(税込)となっていました。

すぐにOKと、メカニックに返信しました。
修理代は109,840円(税込)
入庫して2週間ほどで修理は終わったのですが、最終的な支払金額は見積書どおりの109,840円(税込)でした。

内訳はまずパワーステアリングオイル3,806円(税込)、Oリング792円(税込)、交換工賃7,700円(税込)で小計12,298円(税込)

つぎに運転席ドアロックアクチュエーター34,650円(税込)、インシュレーター8,448円(税込)、交換工賃13,200円(税込)で小計56,298円(税込)

最後に右後席パワーウィンドウレギュレーター24,750円(税込)、交換工賃16,500円(税込)で小計41,250円(税込)・・・元々の駆動用モーターがそのまま使えたようで、助かりました・・・

合計すると109,846円(税込)となるのですが、総額から6円を引いてくれていました。
交換した2つの部品
つぎの左の画像はパワーウィンドウレギュレーターの片面で、中央はその裏側、そして右の画像はパワーウィンドウレギュレーターがドアの内側に収まっている様子です。(丸枠の箇所)

  
上の画像は3点ともネットから拝借したものです。

いっぽう、つぎの左の画像はドアロックアクチュエーター(ネットから拝借)、そして右の画像は交換後のビーエム君の運転席ドアです。

 
交換したドアロックアクチュエーターが、丸枠で示したドアの内側に収まっています。
いずれも“BMW純正品”を使用
今回の修理ではパワーステアリングオイルやOリング、ドアロックアクチュエーターやインシュレーター、そしてパワーウィンドウレギュレーターはすべて“BMW純正品”を使ったとのことでした。

じつは2022年8月に左後席ドアで同じトラブルがあった際の修理の際に「“ドアロックアクチュエーターやパワーウィンドウレギュレーターの社外品は耐久性に難があるのでお勧めしない”と部品業者が言っているので、BMW純正品を使いましょう」とメカニックからアドバイスを受けていました。(S/N:095でご紹介済み)

今回も純正品と聞いて、“2005年式、車齢19年のビーエム君にはもったいないかも”とは思ったのですが・・・
入庫先や部品の使い分け
これまで修理や点検、車検の入庫先として、2011年に中古ビーエム君を購入したショップと、BMW正規代理店とを使い分けてきました。

そしてその時使う部品ですが、当然BMW正規代理店に入庫したときはBMW純正品になります。

しかしショップのときは、私のほうからBMW純正品を指定したり、費用を抑えるために非純正品の互換品すなわち純正OEM品、優良社外品、社外品のなかから選んで指定することもありました。

つぎの画像はBMWジャパンのホームページに掲載されている画像です。


NOTHING BEATS THE ORIGINAL・・・「純正品に勝るものはない!!」

・・・たしかにおっしゃるとおりなのですが・・・

なおBMWでは純正品の提供は生産終了から12年のようなので、E9*型(2005~2012)の純正品は“このさき倉庫在庫が尽きれば諦めるしかない・・・”ということですかね。
非純正の互換品も積極的に
じつはビーエム君にはいつの頃からか“非純正の互換品”を積極的に使ってきました。

最近では2021年5月に、最重要部品であるブレーキを一新する際に、互換性のあるディクセル社のブレーキローターとブレーキパッドを使いました。(S/N:086でご紹介済み)

たしかに精度や品質、性能、そして耐久性も申し分ない純正ブレーキセットへの交換がベストだったのでしょうが、このさきも“超高速からフルブレーキでコーナーに進入”したり、“加減速を長時間にわたって繰り返す”ことをビーエム君に強いることはまず無いこと、さらにビーエム君の寿命が迫っていること(当時は車齢16年)も相まって、少しでも安価な互換品にした次第です。

結果的にコスパも優秀で、なによりブレーキダストと縁が切れて大満足でした。

ちなみにクラッチカバーAssyキット【2018年3月(車齢13年のとき)S/N:063参照】も非純正の互換品を使いました。

またラジエター(ラジエーター)【2022年6月(車齢17年のとき)S/N/S:094参照】も、私から非純正の互換品を指定しました。

今回メカニックから聞いたのですが、互換品そのものが徐々に市場から消えつつあるようです。

E9*型も生産終了して12年を迎え、稼働車両がごくわずかになり、部品の需要が減ったことが互換品の供給減少に繋がったのでしょうが、いずれは純正品一択になるかもしれませんね。
購入後の費用、経過年月、走行距離表示値
・2005年式中古ビーエム君の概要:E90・320i・Mスポーツ・6MT・アルピンホワイトⅢ
・今回の109,840円(税込)を含めたこれまでの修理代、車検費用、オイルやタイヤなどの消耗品代の累計:2,686,124円(税込)   
・これまでのアクセサリー代の累計:353,695円(税込)
・これまでの両費用の累計:3,039,819円(税込)
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:12年と9ヶ月
・2月26日の走行距離計表示値:149,745km
・中古購入後の走行距離:113,145km
投稿日2024年2月29日時点の経過年月、走行距離、費用合計
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:12年と9ヶ月
・中古購入後の走行距離:113,189km
・最後に費用が発生した年月日:2024年2月26日
・費用の累計:3,039,819円(税込)
次回テーマは・・・未定です
今回は思いのほか長文になりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

次回のテーマはいまのところ未定です。

楽しみにお待ちください。