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私は今年15年目に入ったBMWのマニュアル車に乗っています。乗り始めてからずっと良き相棒で、いまも手放すつもりはありません。ブログでは9年前に購入してからの維持費を紹介していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします。

S/N:105 8回目の継続車検とドアロックの修理

2023年5月23日の出来事
ビーエム君の8回目の継続車検
今回は初度登録から数えて8回目の継続車検についてご紹介します。

じつは私の中古ビーエム君は初度登録が2005年11月なので、1回目の継続車検は2008年11月に受けていました。

ですから2回目の継続車検は2010年11月だったはずですが、なぜか受検していませんでした。

どうも途中でBMW正規販売店に譲渡されたようで、おそらく認定中古車として買い手が見つかった時点で受検して“中古新規登録”する個体だったと思われます。

結果的には私が購入し、仲介してくれた中古車店(陸運局認証工場)で“中古新規登録”を済ませましたが、結果としてこれが2回目の車検となりました。(S/N:002でご紹介済み)

それ以来3回目(S/N:022でご紹介済み)、4回目(S/N:038でご紹介済み)とも、ずっと購入した中古車店(陸運局認証工場)で継続車検の整備をしてもらってきました。

その後購入した中古車店さんがそれまでのメカニック陣を主体として車検整備に特化したお店陸運局指定工場)を立ち上げられたので、5回目(S/N:054でご紹介済み)と6回目(S/N:073でご紹介済み)、そして7回目(S/N:086でご紹介済み)の継続車検の整備はそちらにお願いしてきました。

つぎの画像は今回の8回目の継続車検の案内状の一部です。


車検整備の直前にドアトラブルが・・・
じつは3月末のこと、センターコンソールの集中ドアロックスイッチで全ドアのロックを解除しようとしたところ、なぜか助手席ドアだけロックノブ(ロックピン)が浮き上がってきませんでした。

つぎの画像はそのときのロックが掛かった状態の助手席の様子です。


そのときは助手席には誰も座っていなかったので実害はなかったのですが、「オイオイ後席ドアに続いて今度は前かい・・・」と、がっかりでした。(後席左ドアのトラブルについてはS/N:095でご紹介済み)

そのあと集中ロックスイッチを押すたびに助手席ドアのロックアクチュエーターの作動音は聞こえるのですが、ロックノブが浮き上がることはありませんでした。

それでも助手席ドアのインナーハンドルを引いたとき“ごく希に”ロックが解除され、もう一度インナーハンドルを引いたら正常にドアが開くこともありましたが、10回試して1回程度でした。

当然“自然治癒”は期待できないので、車検整備と合わせて修理してもらうこととしました。
車検整備に合わせてドアロックの修理も・・・
車検の24ヶ月点検や整備作業ですが、私独自の「部品・消耗品正交換サイクル表」(交換部品・消耗品を整理・リスト化した表でS/N:038などでご紹介済み)に従えば、5万キロ毎のスパークプラグ交換2万キロ毎のマイクロフィルター交換はその時期に来ていましたが、いずれもディーラーでのサマー・チェック(8月)の際に同時にやってもらうことにして、今回は見送りました。

交換は車検ごとのブレーキフルードクラッチフルード)のみとして、まず4月初旬に依頼事項を書いた文書を持参して、馴染みのスタッフと事前に打合せしました。

つぎの画像は一部追記して、ビーエム君を入庫した4月下旬にスタッフに手渡しした文書です。


いつもこんな感じで依頼していました。
総額148,970円(税込)で発注
その後5月の連休明けにスタッフからメールに添付されて見積書が届いたので、すぐにスタッフに電話して疑問点や要望事項について確認しました。

つぎの画像は私から返信したメールに添付した発注書です。


届いた見積書は総額180,474円(税込)でしたが、返信した発注書は総額148,970円(税込)でした。

内訳はつぎのとおりです。

検査費用はお得意様値引きが反映され18,000円(税抜)、ブレーキオイル(ブレーキフルード)交換工賃5,000円(税抜)とブレーキオイル×2ℓが5,080円(税抜)クラッチオイル(クラッチフルード)交換工賃5,000円(税抜)、フロントブレーキホース取替工賃6,000円(税抜)とフロントブレーキホース×2本が16,640円(税抜)、助手席ロックアクチュエアーター取替工賃9,000円(税抜)と助手席ロックアクチュエアーターが30,300円(税抜)、インシュレーターが7,680円(税抜)、そして消費税10,270円を加えて合計112,970円(税込)でした。

またビーエム君の重量税は「13年ルール」が適用され34,200円、さらに印紙代1,400円、情報管理手数料400円を加算すると36,000円でした。

その結果、整備と修理の合計は148,970円(税込)となりました。
交換を打診されたのですが・・・
見積書に書かれていた「スタビライザーリンクロッド(リア用)×2の取り替え」については“車検に不合格になるほどでなければ“見送りたい”と伝えました。

また口頭で「プロペラシャフトカップリング(ジョイントディスク)の取り替え」を打診されたのですが、こちらも”すぐバラバラになりそうになければ“様子見としたい”と伝えました。

なおフロントブレーキホースの交換と合わせて、口頭で「ブレーキのクリーニングやグリスアップの実施」の打診もあったのですが、こちらも“見送り”としました。
ドアロックアクチュエーターの交換
つぎの左の画像はドアロックアクチュエーター本体で、右の画像はネットから拝借した別のE90型車両の助手席ドアのインシュレーターを剥いだ様子です。

 
作業は「黄色の丸枠で囲んだ箇所の向こう側にあるドアロックアクチュエーター本体を一旦取り外して、あらためて新品を格納する」というものです。

左後席ドアのとき(S/N:095)も書きましたが、初めての作業だと行き詰って投げだしそうです・・・どう見ても私の手には負えないレベルですね。
支払総額は146,710円(税込)
つぎの画像は今回の最終的な請求明細です。


今回も交換部品は予定していたものだけで済んだようで、追加の部品や作業は発生しなかったようです。

なお交換を勧められたスタビライザーリンクロッド(リア用)とプロペラシャフトカップリング(ジョイントディスク)ですが、今回の車検では合格レベルだったようです。

またブレーキオイルは1ℓで間に合ったので、発注金額の148,970円(税込)から2,800円(税込)を引いた146,170円(税込)が請求金額となっています。

ちなみに2年前の7回目の車検整備はブレーキ部品の一斉更新(税込みで130,900円)を含めて、総額で207,350円(税込)でした。(S/N:086でご紹介済み)
コンパクトになった自動車検査証
つぎの画像は新・旧の車検証を比較したものです。

左の“A4サイズ横”の印刷物が従来のビーエム君の自動車検査証(車検証)の写しで、右上の“A6+αサイズ横”の印刷物が今回交付された新しい車検証の原本です。

いっぽう右下の“A4サイズ縦”の印刷物(原本)は、新しい車検証と同時に渡された「自動車検査証記録事項」です。


今年の1月4日から「車検証の電子化」がスタートしたようで、車検証がコンパクトなものに切り替わっていました。

ところで新しい自動車検査証(車検証)には登録番号、初度登録年月、車名、車台番号、型式、重量、寸法、そして使用者名しか記載されていません。

従来の車検証に記載されていた「所有者の住所・氏名」「使用者の住所」「使用の本拠の位置」、また「有効期間の満了する日」(有効期限)の記載もなく、さらに備考欄には走行距離の記載もありませんでした。

新しい車検証の右の帯に書かれていますが、裏にICタグが貼り付けられていて、記載を省いた情報は全てICタグに格納されているとのことでした。

いっぽう「自動車検査証記録事項」のほうですが、こちらはインターネット環境とは無縁のユーザーや事業者に配慮して補助的に発行されるもので、あと3年ほどは続けるようですね。
車検証の電子化で・・・
「車検証の電子化」の狙いは「ユーザーや事業者の利便性向上」のようです。

そこでユーザーの利便性を実感したいと思い、私のスマホ国交省提供の“車検証閲覧アプリ”をインストールし、ビーエム君の新しい車検証を使って試してみました。

たしかにスマホICタグ情報が閲覧できること、また情報をダウンロードして「自動車検査証記録事項」として保存(PDF形式)や印刷ができることは確認できました。

でもこれだけだと「便利になった!」と感じるユーザーは少ないかと・・・

いっぽう整備事業者の場合、国から委託の承認を受ければ、継続車検において運輸支局に足を運ばずにオンラインで有効期限の更新(書き換え)ができるようになったようです。

こちらは事業者の“効率アップ”となって、ユーザーの“支払金額ダウン”につながるかもしれませんね。
購入後の費用、経過年月、走行距離表示値
・2005年式中古ビーエム君の概要:E90・320i・Mスポーツ・6MT・アルピンホワイトⅢ
・今回の146,170円(税込)を含めたこれまでの修理代、車検費用、オイルやタイヤなどの消耗品代の累計:2,553,948円(税込)   
・前回までのアクセサリー代の累計:351,795円(税込)
・今回分も含めた両費用の累計:2,905,743円(税込)
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:まる12年
・今回作業終了時の走行距離計表示値:145,309km
・中古購入後の走行距離:108,709km
投稿日2023年6月1日時点の経過年月、走行距離、費用合計
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:12年1ヶ月
・中古購入後の走行距離:108,861km
・最後に費用が発生した年月日:2023年5月23日
・費用の累計:2,905,743円(税込)
次回テーマは・・・未定です
今回は思いのほか長文になりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

次回のテーマはいまのところ未定ですが、ビーエム君がらみで見つけたいと思っています。

楽しみにお待ちください。