ビーエム乗りになりませんか Let's be a Bimmer!

私は今年15年目に入ったBMWのマニュアル車に乗っています。乗り始めてからずっと良き相棒で、いまも手放すつもりはありません。ブログでは9年前に購入してからの維持費を紹介していきたいと思っています。今後とも宜しくお願いします。

S/N:108 点灯したままのエンジン警告灯・・・

2023年8月17日の出来事
いきなりエンジンパワー喪失・・・
先月の8月9日にディーラーのサマーチェックを受けたことは、S/N:107でご紹介したとおりです。

その際にエンジンオイルを交換したのですが、それがきっかけで起こしたのかもしれない?事象(トラブル)についてご紹介します。

じつは8月17日のこと、帰宅しようとスーパーの駐車場でエンジンを掛けたら、ポーンという警告音と同時にディスプレイにエンジン警告灯が点灯し、まったく加速しなくなりました。
あらら、こんどはどっちかな?・・・
10年以上乗ってると、警告音や警告灯には“慣れっこ”になっています。

そしてビーエム君のアクセルを煽りながら、「あらら、こんどはどっちかな?・・・」と、まずはそう思いました。

こんどはどっちかな?イグニッションコイルかな・・・、それともVVTモーターかな・・・と

じつは2017年7月イグニッションコイル不良で走れなくなり、4本とも交換した経験がありました。(S/N:055でご紹介済み)

さらに2020年の10月にはVVTモーターが一作動不良となって、周期的にエンジンが不調になったことがあったからです。(S/N:083でご紹介済み)

いずれにしても、今回はなんとか自走はできそうでしたし、近所でしたので、そのまま帰宅することにしました。

現象としては2,000回転でパワーが頭打ちになっていたので、6MTのシフトレバーを1速、2速、3速と小刻みに動かしてビーエム君を流れに乗せて、無事に自宅にたどり着きました。

VVT(Variable Valve Timing):可変バルブタイミング機構
ディスプレイのエンジン警告灯
つぎの左の画像は帰宅後の警告灯が点灯したままのディスプレイで、右の画像は警告灯に関する取扱説明書の該当箇所の抜粋です。(黄色の枠で囲んだところ)

 
警告灯の形と色(黄色)の意味は、「理由:エンジン出力をフルに発揮できない」「対処方法:走行を続けることはできますが、速度を落として慎重に運転してください。速やかにBMW正規ディーラーでエンジンの点検を受けてください。」というものでした。
エラーコードはCC-ID29
つぎの画像は帰宅時にコンビネーションライトスイッチにあるBCスイッチを長押ししてエラーコードを呼び出したものです。


表示されたCC-ID29の意味ですが、2020年当時に調べたときは「Engine Problem,Power Reduced」という説明でした。(詳細はS/N:083でご紹介済み)

結果的には2020年のVVTモーター作動不良のときと同じ警告灯の形、色、そしてエラーコードでした。(S/N:083でご紹介済み)
今回も自然治癒?・・・
翌日どうしても外せない用事があったので、仕方なくビーエム君で出かけることにしました。

そして“巧みなアクセルワークと小刻みなシフトチェンジ”で目的地に向かっていたら、なんと・・・なんと・・・途中であっさり症状が治まり、その後はいつものように“きびきび”と走ってくれました。

じつは2020年10月のVVTモーター騒動のときも、作動不良を周期的に繰り返しながら、いつのまにか治まっていたので、今回も頭の片隅では同じことを期待をしていましたが、なんと今回は一晩で治まったので、自分でもちょっとびっくりでした。
今回はいまだエンジン警告灯が消えていませんが・・・
症状が治まったのをいいことに、これまでと変わらず“ゼロ発進で6,300rpmまで回して”いますが、いまのところ再発の兆しはなく、いたって快調です。

ただ気になるのは警告灯が点灯したままなことで、すでに点灯から1ヶ月以上が経過しています。

私としては「症状が再発せずに一定期間を過ぎれば、自然に消えるはず」と期待しているのですが、どうなんでしょうね。

ちなみに2020年のときは、29日後には自然に消えていました・・・
原因はオイル粘度の変更?・・・
今回のVVTモーターの作動不良の原因について考えてみたのですが、もしかしたら発症の18日前にエンジンオイルを交換したことがきっかけかもしれません。

問題のVVTモーターは、ヘッドカバーの内側で常にオイルにさらされています。

ですから、オイル環境が変わったことが作動不良につながったのではないか・・・と考えた次第です。

オイルを新品に交換したこと、そのうえ、それまでの5W-30から「寒さに強く」「始動性が良く」「燃費効率が良い」、いわゆる粘度が“さらさら”な0W-30に変わったことが原因かな・・・と
考察
ちなみに2020年のときのVVTモーターの作動不良も、エンジンオイルを交換して1ヶ月後でした。(S/N:083でご紹介済み)

そのときのオイル交換は7,016Km走行したあと、5W-30から同じ5W-30に交換していました。

そのあと3年経過していますが、途中2021年8月には5,039Km走行したあと5W-30から同じ5W-30に交換していますし、さらに2022年8月には5,127Km走行したあと5W-30から同じ5W-30に交換しています。

しかし、この2回ともVVTモーターの作動不良とは無縁でした。

ということはオイル交換との因果関係はないのかもしれませんが・・・どうなんでしょうね。
補足/エンジン警告灯が赤色のときは
今回のエンジン警告灯は黄色でしたが、赤色の場合は、取説では「エンジンの故障」となっており、エンジンが危険な状態になっていることを示しています。

赤色の場合は、速やかに車を停車させて、すぐにエンジンも止めて、レッカー車を手配するしかないと思われます。
補足/イグニッションコイル故障の表示は
ちなみに2017年のイグニッションコイルの故障(S/N:055でご紹介済み)のときの警告灯は、つぎのオレンジ色の枠で囲んだ「警告灯1(小)が点灯」でした。


エンジン警告灯の意味は「理由:エンジンに異常があり、排気ガスに悪影響が出る」「対処方法:速やかにBMW正規ディーラーで点検を受けてください。」というものでした。
補足/イグニッションコイル故障もレッカー手配を・・・
イグニッションコイル故障のときの特徴は「走れないわけではない」で、いっぽうVVTモーター作動不良のときの特徴は「加速しない」と言われていますが、どちらもエンジンパワー喪失ということでは、よく似ています。

しかし、アクセルを吹かしながら走行を続けたときのエンジンや排気系へ与えるダメージは、イグニッションコイル故障のほうが圧倒的に大きいようです。(理由はS/N:083でご紹介済み)

もし目的地が遠いときに「警告灯1(小)が点灯」したときは、走行をあきらめて、レッカー車を手配したほうが良いと思います。
満タン法での燃費
この頃の燃費ですが、8月下旬に給油したときは541km/67.76ℓ=8.0km/ℓでした。

燃費が思いのほか悪かったのは、買物などのゴー・ストップ運転停車中のエアコン使用によるものだと思われます。
ディスプレイ上の平均燃費
いつもはディスプレイ上の平均燃費の表示もほぼ同じ数値だったのですが、今回は7.4km/ℓと表示されており、満タン法よりも0.6km/ℓほど低い値でした。

じつは満タン法で計算した数値と比較ができるように、満タンにしたときにディスプレイ上の平均燃費、平均速度とも“リセット”しています。

この数年はほぼ同じ数値でしたので、これほど乖離したことは意外でした。

なお平均速度の表示はこのところチョイ乗りばかりだったせいか、19.2km/hでした。
購入後の費用、経過年月、走行距離表示値
・2005年式中古ビーエム君の概要:E90・320i・Mスポーツ・6MT・アルピンホワイトⅢ
・これまでの修理代、車検費用、オイルやタイヤなどの消耗品代の累計:2,574,948円(税込)   
・これまでのアクセサリー代の累計:351,795円(税込)
・これまでの両費用の累計:2,926,743円(税込)
・2011年5月に中古購入してからの経過年月:12年と3ヶ月
・8月にエンジン警告灯が点灯したときの走行距離計表示値:146,860km
・中古購入後の走行距離:110,260km
投稿日2023年9月24日時点の経過年月、走行距離、費用合計

・2011年5月に中古購入してからの経過年月:12年と4ヶ月
・投稿日の走行距離計表示値:147,530km 
・中古購入後の走行距離:110,930km
・最後に費用が発生した年月日:2023年8月9日
・費用の累計:2,926,743円(税込)
次回テーマは・・・未定です
今回は思いのほか長文になりましたが、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

次回のテーマはいまのところ未定ですが、ビーエム君がらみで見つけたいと思っています。

楽しみにお待ちください。